green merlin グリーンマーリン

とってもお気に入りの琉球ピラスのTシャツの『おばぁとハジチ』
実物はバックプリントなのでひっそりと見える感じ。


私のおおきいおばぁ（曾おばあさん）もハジチがあった。

ハジチ(針突)とは
明治の末まで沖縄で広く行われていた女性の入れ墨。成女儀礼、本土にさらわれないための魔除けとして指から手の甲、ひじにかけて施された。日本への編入後、禁止令がだされたが、昭和の初期まで密かに行われていたという。(webより）

105歳で亡くなるまで元気だった大きいおばぁ。（小さいけどそう呼んでいた。）

夜が明けないうちに起き、真っ白な長い髪を櫛でといて器用にまとめジーファ（かんざし）で留める。


そして、お茶を両手で持って神に祈る。

その姿を今でもはっきり覚えている。

ハジチのある手の感触。

しわくちゃな笑顔でいつも私に昔のことを話してくれた声も覚えている。


大きいおばぁが亡くなる前に点滴の針が刺さった腕を指差し
「これでは元気がでないよ。
口から入るものじゃないと元気はでないよ。」
そう言った言葉が今の私の活動のきっかけ。
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あの頃のおじぃやおばぁ達はみんな元気だった。
今のように介護施設（デイケアとか）はそんなにない時代。
みんな自力で生活していた。

親戚にも100歳超えた夫婦がいた。
正月やお盆に行くと、
おばぁはキセルの先にタバコをつけて吸っていた。
ヨーダのような顔つきのおばぁ。
おじぃは昔の人にしては長身で外人のように整った顔。
おばぁがタバコを吸っている姿もビックリだったけど、
おじぃが料理をニコニコと運んできたときはもっとビックリした。


健康に年を重ねていくにはどうしたらいいのだろう？
食？運動？など色々な情報に振り回されることもよくある私(笑)
そんな時はおじぃやおばぁ達を思い出して考えてみる。


みんな特別なことはしていなかった。
食事も肉、魚、野菜なんでも美味しそうに食べてた。
でも余計なものは食べてなかった。ケーキとかファーストフード（そんなものあまりなかったものね。）
それに特別に運動なんてしていなかった。
いつもあるのは笑顔。
穏やかな心。


何にも振り回されず、自分らしく生きていた。
私にはそう見えたかな。


そのおじぃ、おばぁたちの血が私にも流れている。
この沖縄の地で生まれ育ち、おじぃ、おばぁたちの子孫として生きている。


これからだって遅くはないよね。
おじぃやおばぁたちのように笑顔で穏やかな心
そして、自分らしくいれば健康で長生きできるよね。


食も昔ながらのうちなー料理が最高。


あぁ沖縄に生まれてきてよかった。
おじぃおばぁの子孫として生まれてきてよかった。


ありがとう。