てぃーあんだー
ここへ来るといつもほっとする。
大好きな場所
がらまんじゃく。
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今日はお客さんじゃなくて
清子さん(がらまんじゃくの女将)のお手伝い&ちょっとした打合せ。
時々電話でおしゃべりするの。
沖縄の食のこと、もう!いろいろ。
私の食の師匠&お姉さん的存在。
とってもパワフルでいつも圧倒されてしまう(笑)
がらまんじゃくは沖縄の野草に囲まれている素敵な場所。
この日いらしたお客様はがらまんじゃくに癒され、
清子さんの料理に感動。
清子さんの料理で涙を流す方もいます。
食べると分かる。
懐かしく、そして身体中に染み渡る感覚。
『食は命』そう清子さんはいつも言います。
そう料理は家族の命を支えているのです。
だから妻は夫を想い、
母は子を想い、
家族が大切な家族を想い、
料理は作られます。
食材選びから下ごしらえ、調理。
味付けや盛付け。
全て食べる相手を想いされていること。
それが『てぃーあんだー』なのです。
清子さんの料理にもてぃーあんだーがたっぷり入っていますよ。
『てぃーあんだ』とは
沖縄の方言で直訳すると手の脂。
愛情込めて丁寧に作った料理が美味しいのはその手の脂が入っているから。
手の脂は愛ですね。
イモを発酵させた清子さん特製のミキジュース
まかない飯だから写さないで〜っと言われてけど(笑)
このカンダバー汁を初めて飲んだときは
おばぁがよく作ってくれたカンダバー汁を思い出しました。
人種を色でイメージして作られたご飯。人種での差別がないよう混ざり合わせることで和合を意味している。
島野菜と庭でとれた野草の料理。
どれもやっぱり美味しかった^^
しっかり『てぃーあんだー』が入っていた。
この『てぃーあんだー』はレシピを見て真似て作っただけでは出て来ないの。同じ材料を遣って、同じ手順で作っても同じ味にならないのよね。
何かが違う!と感じたら『てぃーあんだー』が入っていなのかも。
食べる相手を想い、何度も何度も作る。
そうすると手のひらから秘密の調味料『てぃーあんだー』が出てくる。
それには自然のものを材料とすることが大切。
自然のエネルギーと『てぃーあんだー』は最強のコンビです。
忙しいお母さんにとっては冷凍食品とか惣菜とか、
すっごく助かるから、毎日とは言わないけど。
週の一日だけでも自然な材料を使って、
しっかり手作りすることをおススメします。
全て完ぺきにする必要はないのです。
出来るだけ。ちょっとがんばってみてください。
今日もどこかの台所で立っている人の手からせっせと『てぃーあんだー』が出てきています。
『いただきまーす!』『美味しい〜^^』『ごちそうさま!』
そんな声が聞こえてくるようです。
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